クコの実とナツメの共通点と違いを紹介します。
クコの実とナツメの基本情報
クコの実とナツメの違い
栄養価の違い
乾燥状態(ドライフルーツ)のクコの実とナツメの栄養素の違いを比べました。
結果は39項目中、35項目で乾燥クコの実の方が乾燥ナツメよりも含有量が多いことが分かりました。
中でも、ビタミン類とマグネシウム、鉄分などの無機質類において、乾燥クコの実の方が多い結果でした。
味の違い
クコの実とナツメは科名が違うこともあり、味も違います。ナツメはりんごのような甘味と酸味がしっかりしている果実です。一方、クコの実はドライフルーツとしてもそこまで味が強くありません。ほのかな甘みがあります。
クコの実とナツメの共通点
クコの実とナツメの共通点はドライフルーツとしてよく食べられていることと造血作用があることでしょうか。
最近になって、クコの実も以前よりも一般的に流通するようになりましたが、「クコの実は食べたことないけどナツメは食べたことがある」という方も多いのではないでしょうか。
ここからは、ぜひ一度試してほしいクコの実とナツメの組み合わせを紹介します。
ナツメはこんな食材!
中国では薬膳食材としてお馴染みのナツメ。
サムゲタンにも入っていますね。
気と血を補う作用があるといわれており、血行を良くし胃腸の調子を丈夫にし、穏やかな精神安定作用があると考えられています。
ナツメとデーツは違う食品です!
ナツメを購入しようとして検索しているとデーツも一緒に出てきます。
同じなの?呼び方が違うだけ?と思ってしまいがちですが、それぞれ別の果実です。
・ナツメ
クロウメモドキ科の植物の実です。
食感はリンゴに似ています。
・デーツ
ナツメヤシの果物です。
干し芋のようにねっとりした食感が特徴です。
購入時に注意してください。
クコの実とナツメの相性は抜群!
どちらも薬膳食材として知られているナツメとクコの実ですが、一緒に利用するのもおすすめします。
そのままドライフルーツとして食べるのも良いですが、おすすめはお茶です。
1日の摂取量の目安は以下の量です。
・クコの実 1日約10粒
・ナツメの実 1日約3粒
クコの実とナツメをカップに入れ、熱湯を150㏄程度注いでおき、少しおいておくと水分を含んでふっくらしてきます。
お湯で抽出したナツメとクコの実のお茶は優しい味わいです。
クコの実とナツメ、どちらにも造血作用(血を作る作用)があり、血液の巡りを良くしてくれる働きがありますので、貧血気味の方や目が疲れやすい方、胃腸が弱っていると感じる時などにも摂取したい食材になります。
アレンジしたお茶もおすすめ
お湯だけでもおいしく抽出できますが、ジャスミンティーや紅茶と一緒に淹れてもおいしくいただけます。
ほんのり甘みのあるお茶になりますが、好みで蜂蜜を入れるのもおすすめです。
ナツメは気持ち的に落ち着く作用がありますので、お風呂上りの水分補給、寝る前の水分補給など、ほっとしたい時に飲むのもいいですね。
クコの実とナツメの違いまとめ
薬膳食材としてどちらも造血作用があるナツメとクコの実。
味の食べやすさはナツメですが、栄養価はクコの実の方が高いことがわかりました。
そのままドライフルーツとして食べても良いのですが、一緒にお茶にして飲むのもおすすめです。
お湯だけの抽出もほんのりおいしくいただけますが、紅茶やジャスミンティーに淹れても美味。
気持ちが落ち着く、胃腸の働きを整えるなど女性にとってうれしい作用がありますので、お試しください。